このブログはBLを扱っております。苦手な方はご注意下さい




デザラブプレイ記・3

花屋の結城さん編。

ガチのベテランはさすがの味わい。


彼に会うとどうしてもフラフラついていってしまう、花屋の結城さん。
彼の声の人はアンソニーです。この方だけはエロ有りPC版でも実名だったようです。実名だから良い悪いではないですが、こういう部分で意気に感じるたちなもので。
初対面から「どの花にする?それとも僕?」というノリの方なので、お約束のように「お嬢ちゃん」と呼んで下さいます。いつもニコニコ笑いながら話しかけてくれて、挨拶代わりに口説き文句を一つ二つ必ず入れてくるという、乙女ゲーには「大人キャラ」としてお約束のタイプです。
相づちを打つ時の「あっはー」という言い方や口説き文句が、井上さんが演じてくれるととっても棒読みで、いえ、何とも味わいがあって素晴らしい。これがもう、私のツボにヒットして、膝ばしばし叩いて笑い転げ……、いえ、とっても萌えでございました。
落ち込んでいる時にタイミングよく現れて(多分好感度が高いから?)、愚痴を聞いてくれます。エエ人です。家まで送ってくれてるのに、決して主人公の家へ上がりこまない所がさらに好感度大です。ところが主人公は結城さんの家へ上がりこみます。ぅおい!慎みが足らねぇぞ主人公!!
あのデータふっ飛ばし事件で激しく落ち込み、
4/9分「デザラブプレイ記」の
「どっぷり落ち込んだ主人公。土砂降りのなか、傘もささずにふらふらさまよう(お約束)。
そこへ声をかけてきた花屋に強引に花屋の家へ連れていかれ慰められる。」
からの続き。
私に構わないで、と嫌な態度をとる主人公ちゃんに、きっぱりと
「ダメだ、連れて帰るよ。……俺の家に」
と強引に引っ張っていく結城さん。そりゃ落ちるべ!? 乙女なら!!
ずぶ濡れなので風呂に入らせてもらって、体が暖まるようにとハーブティーまで淹れてもらう。そりゃもう落ちるべ!?(←単純)
そこで花屋の結城さんは、実はもう一つの顔を持っている(一応秘す)ことが判明。
秘密、というわけではないが、もう一つの側面を共有することによって、より親密になっていくわけでございますよ!
さてある日、切羽詰った結城さんがいきなり主人公の家へ迎えに来て、自分の彼女のふりをしてパーティに出てくれと言う。訳のわからない主人公を担いで会場のホテルへ拉致。
主人公を自分好みに飾り立て、セレブなパーチーへ。
ドレスアップした主人公ちゃん相手に、王子様ごっこをしてくださいます。跪いて主人公の手をとりながら、
結城「迎えに来たよ、俺の可愛い人」

マーヴェラス!! さすがアンソニー!

さてパーティが終わり、ホテルの部屋へ帰った二人。
疲れた主人公の為に結城さんがお茶を淹れてくれる。お約束通りそれをこぼす主人公。やけどしてないかと慌てる結城に、主人公、「結城さんって心配性ですね」。
だが結城は真面目な顔で、
「俺はね、自分の物が傷ついたりするのは見たくないんだ」。

…………


この人……


どうもこのセリフあたりからどんどん萎えはじめていく私。
いよいよクライマックス、場所はホテル、押し倒したまでは、シチュエーションも完璧に萌え倒していたのに……

結城「好きでもない娘のために、相談乗ったり家にあげたり慰めたり、そんなのしないよ。それと、報われない恋なんて最初からするつもりはありません。少しでもチャンスがありそうだったから、俺は君一筋になったんだ」

え、えーと……

いや、下心アリなのは、それはそれで当然っちゃ当然だけどさあ……
親切な慰めの数々は下心だったなんて、乙女ゲーで言っちゃならんだろう…。
っていうかモノにできそうだったから好きになったなんて、いや全くその通りなんですが、

ゲームでは夢を見させて下さい……

まったくなあ、途中までは良かったんだけどなあ…
何故最近の乙女ゲーは詰めが甘いのか……



このゲームは、クリアすると、その後の2人のショートストーリーが出てくるのだが、このショートストーリーでひとり小芝居する結城さん、というか結城さん役の井上さんが最高です。私のツボにハマって笑い転げました。まぁ一応主人公ちゃんも大事にされてるっぽいので、ほのぼのします。それだけに途中が……、いや、細かいところに私が突っかかりすぎなのかねぇ?