このブログはBLを扱っております。苦手な方はご注意下さい




はやて×ブレード(新装版)/林家志弦

電撃版で持っていたはずなんだけど、どこへしまったのか見当たらないので、新装版を買うことにした。
旧版が見当たらないので、書き直されたところとかはよくわかりません。なんだかちょっと画面がすっきりした印象は受けましたが。


しかし新装版でも帯のコピーが「攻めるも乙女、受けるも乙女」なんだな……いや好きだけど。
戦う乙女が大好きだ。バトルの果てにアツい友情が芽生えちゃってもそれ以上のものが芽生えちゃってもオールオッケーだ。
はやて×ブレード」は、乙女たちの剣劇マンガであり、学園マンガであり、友情以上の絆の物語であり、少女たちの成長(というか進化?)の物語でもある。
私が大好きな要素てんこもりだ。
そして、生徒会長のひつぎさんが大好きだ。「わたくし・イズ・ルール」と言い放つあの傍若無人ぷり。
でもひつぎさんは生徒たちを否定しない。どんな汚い手をつかおうと、その「勝つ為の執念」を称えさえする。ただ、それで負けると容赦なくカス呼ばわりするが。
ひつぎさんの「(真剣勝負を前にして)細かいルールなどで守るのは無粋だわ」という、柔軟で、かつ、一本芯の通った考え方が、私が彼女を好きな理由だ。彼女の考えが、「天地の教え」さえ守れば何をしてもいいという無法地帯の学園を、真剣勝負の場所にしているのだ。
ひつぎさんの刃友(ペアを組む相方のこと)、静久がまた可愛いのなんの……!
主人公・はやての能力を褒めるひつぎさんに、「私の方が疾いです…!」とすねてみせる静久はもう絶品です。
「私の嫁――――!!!」と叫びたくなったわ。このマンガでは至るところで「○○はウチの嫁」というフレーズが出てくるので、つい嫁にしたくなる癖が。何か、いつかリアル社会で言ってしまいそうで怖い。


百合というよりは、共に戦う中で生まれるナニかを美味しく戴くマンガという感じがします。


はやて×ブレード 1 (ヤングジャンプコミックス)

はやて×ブレード 1 (ヤングジャンプコミックス)


はやて×ブレード 2 (ヤングジャンプコミックス)

はやて×ブレード 2 (ヤングジャンプコミックス)