このブログはBLを扱っております。苦手な方はご注意下さい




葬月記/和泉桂

アイリス文庫創刊記念でこの「葬月記」と「ルーク&レイリア 金の瞳の女神」を購入。
一軒目の本屋では一迅社文庫はあったんだけど、アイリス文庫の方はなかった。二軒目の本屋では平積み&POP付きでちょっとびっくりした。なにこの待遇の違い?と思ったら、二軒目の本屋は一迅社の特約店だったらしい。ちゃんと仕事してるんだなー。当たり前ですけど。
一迅社なだけに、少女向け百合文庫なのかなと思っていたけれど、ファンタジーとかアクションとか色々あるらしい。
「葬月記」も、作者が和泉さんでイラストが咎犬のひと、という組み合わせでまさか百合!?と一瞬期待したけど(したんだ)、「異国風ファンタジー」というジャンル分けになっていました。

申し訳ないが和泉さんの書くBL小説では萌えたことがなくて、自分とは文章が合わない人かなーと思っていました。
ですがライトノベルだと、サクサク面白く読めました。BLじゃなきゃ合うんだなきっと・・・いいんだか悪いんだか。


武官と女官(少女)が、密命をもって伝説の沙術士を探し出し、沙術士を連れ帰る道中とその顛末。
死ねない呪いをかけられた沙術士と、そして武官と女官、それぞれの正体も実は―――という、実にライトノベルらしい、ファンタジーでした。ニアホモでもなくラブもなく。続刊の予定がもうあるようなので、この先どうなるかわからないが。
それにしても、よく考えるとものすごーく平均年齢の高い主人公たちだ……


イラストは、表紙とピンナップ(そういえば扉絵がピンナップになっていた)はものすごく綺麗だが、中の挿絵がいまひとつピンとこないというか。お話を邪魔しない絵ではあるんだけど。でも表紙の折り返しの部分まで絵が入っているのはちょっと嬉しい。


葬月記 (一迅社文庫アイリス い 1-1)

葬月記 (一迅社文庫アイリス い 1-1)