32.恋愛操作1,2/蓮川愛
あらすじ。(裏表紙より)
インテリアデザイナーのクールビューティー、山代に仕事を依頼してきた「JIRI」のオーナー奥村。
互いのことが気になっているにも関わらず、2人は大人の駆け引きばかり♥
奥村の甘い口説き文句に、プライドの高い山代は…!? (©リブレ出版)
奥村さんが山代さんに発注したのは、自分の住むマンションのリフォーム。え、それ何てプロポーズ?
山代さんは、超弩級のツンである。デレがない。ここが最近の乙女系男子と一線を画するところだ。……多分。
性格は超乙女なのになあ。
相手のことが気になったらもはや仕事は手につかないし、キスをされたら、その場ではクールに振舞って別れるが、別れた後、ひとり真っ赤になっておたおたするのだ。
何でもない相手には優しいくせに、奥村さんにはどーしても優位に立ちたくて仕方が無い。
好きな人に、甘えたいんじゃなくて優位に立って楽しんでいると思わせたいツン同士。でもそう思っているのは2人だけで、周りから見るとデレ甘。素晴らしい、素晴らしいよ君達。どうぞ勝手にやってくれたまへ。
奥村オーナーは気障という表現がよく出てまいりますが、乙女ゲームに慣れていると「まだまだぬるいな!」と思ってしまう……
wrote:2007-6-7
- 作者: 蓮川愛
- 出版社/メーカー: リブレ出版
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果てしなくどうでもいいことですが、BL本の表紙を見るたびに「こっち見るんじゃねえ」と言いたくなります。いやもう心の中でツッコミながら買ってます。
大人の駆け引きというものがいまひとつピンと来ないけれど、駆け引き云々言う前に、君達もっとお互いに向き合いなよとツッコミたくなります。
何かあるたびに他人を巻き込むのはやめた方が。
つーか携帯で拒否られたって携帯メールでしつこく送ってみたらいいのでは、とふと思ったけれど、そういえば携帯メールのシーンが皆無だな……で、できないのかなまさか。
物語の流れ上、仕方の無いことなのかもしれないんだけど、どうも奥村さんと山代さんがしょっちゅう会っているように思えるので、「恋愛しかしてないんじゃないのか君達?」という印象が……。
隠れ家バーを経営し、その隠れ家のインテリアを恋人にデザインさせる……男の夢を体現してますね奥村オーナー! や、男の夢がどんなんだか知らんけど!
だがそのバーは風紀が乱れすぎなのでそこんとこ何とかして下さい奥村オーナー。
お話自体は普…あ、いや王道であるので、安心して読めるのは間違いない。ストーリーなんて二の次で、ダンディな奥村オーナーの三つ揃いのスーツ姿を拝むためなら例え大枚はたいても惜しくないぜ。
wrote:2007-6-8
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