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あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します/菅野彰

見た目からしてどうにも「ヤバイ」という店へ行って、「生(食べられる)」か「死(食えない)」の判定を下す、という突撃エッセイである。
「死んでいる店」というのは、建物がぼろい・暖簾や看板がぼろい、中に入ると汚い・衛生的でないというだけでははかれない。もちろん衛生的でないというのは食べ物屋として既にヤバイんだけど。
でも私も体験したことがあるからなあ。汚くて床にゴミ落ちまくりで不衛生でヤバそうな店だったのに、出された料理はめっちゃくちゃ美味かった店。渋谷の道玄坂にある中華料理屋。
本当に死んでいる店は、ぼろい+不衛生に、更に、お客さんが来ないことを如実に示す、「ゆるみきってる感」があるということらしい。店とは関係ないお土産品が飾ってあって半住居化してたり、メニューが古くて紙の色が変わっていたり、注文しても材料がなくて出来ないと言われたり、頼んでもいない品を「サービス」としてつけてくれたり、店員さんがキョドっていたり…、ああ、なるほどなーと思った。
八宝菜の具がおでんの具だったり、使っている油が悪くてオールリバースしたり、本当にカラダを張っていて大変である。が、読み物としてはちょっと……
あくまでも私の感想だが、「仕事だからイヤイヤやってる」って感じが強すぎて、ネタに昇華しきってないのが残念。
後は、これも私の問題だが、文章が読みづらくて何回か読み返さないと意味が通じなかったのが辛かった。時々主語がわからなくなって…。多分文章のリズムが私と合わなかったんだと思いますが。



あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します (UNPOCO ESSAY SPECIAL!)

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