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46.グレイ・ゾーン/久能千明


上巻帯「……自制心は品切れだ。」
下巻帯「……キモチは淑女、カラダは娼婦……。まったく、とんだ奴に捕まっちまったな。」


上下巻で蓮川さん絵で対になっていると、つい購入してしまいます。
そして今頃気がついたが、ルビー文庫の帯って、本文からの抜粋だったのか……!!
どうせだったら、せっかく表紙が対なんだから、帯のセリフも対にしてくれたら良かったのに。


単行本で出版されたのが2002年なので、そんなに古い作品ではないのですが、なにかこう……全体的に90年代ぽいというか、懐かしい香りがします。アラフォーには物凄くくすぐられるものがあります。
主人公が、とにかく必死で物凄く危なっかしいです。恋焦がれる相手をなんとか引きとめようとするのが、乙女の一大決心っていう感じで、これほどの乙女っぷりは近年なかなかお目にかからなかったわ……。