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84.姫君の輿入れ/和泉桂

姫君の輿入れ (SHYノベルス145)

姫君の輿入れ (SHYノベルス145)


今上帝の怒りを買って田舎に流されちゃったり、お友達が謗りを気にせず謹慎先へ訪ねていって友情を暖めたり、病気で弱気になった今上に許されちゃったり、「あれ?これなんて源氏物語?」と思うこともしばしばありましたが、源氏を踏襲してるってことなのかも知れません。いや本当はよくわかってません。
男であることを隠して生きてきた受の子がとても健気でうっかり泣かされてしまいました。
そして最後にちゃんと自分で人生を選ぶことができて「よかったねぇぇぇ」とまた泣かされてしまった。
萌えるか萌えないかで言えばやっぱり萌えなかったんだが、物語としては面白く読みました。