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僕と彼女のXXX 5/森永あい

前巻の表紙は「なんですかこのBLもどきは!」な感じで手に取るのに激しく動揺しましたが(よく見るとふざけているのがわかるんですが)、5巻の表紙は可愛くて(よく見るとちょっと猟奇なものが)、購入場所が早売りのオタク書店だったのにもかかわらず心底ホッとしました。
5巻の帯は「すれ違う想いに、心いためて…。」と切ない系だったので、パッと見、「アラ『君に届け』みたいな純愛少女漫画みたいじゃなくて?」とほくほくしてレジへ。
前巻の帯のあおりは「越えてはいけない境界線、踏み越えました。」だったもんなあ。まさか本当にピリオドの向こう側へ行ってしまったんじゃ、とハラハラしたものでした。
で、表紙に安心して、レジのおじさんがサービスでカバーをかけてくれるのを眺めていたら、扉絵がアレでギョッとした。まさか扉絵に核弾頭仕込まれているとは。いくら私が普段BLを嗜んでいると言っても、決して肌色絵に慣れているわけじゃないんだよ!


しかし疑問なのですが、いくら体が男になったからって、中身は本人(女子)のままなのに、そんな急に友人だった女子を好きになれるもの? しかも性的な意味で。
あきらの方は女子の体になっても思考は男子のままなので、桃井にはもともと素質があったのか?としか思えないんですが……
そして体は女性でも中身はあきら(男子)、と正体がわかっているのに好きだ好きだ言ってる千本木にもなんだかなー。
千本木の場合は「好きになったのがたまたま男だった」というんじゃなくて、私には「たまたま女性体になったから好きになった」と思えて仕方ない。「お願いですから一線を越えないで下さい」とこれほど願う漫画はないわ。


そして「6巻はおそらく1年半後。」に盛大に吹いた。


僕と彼女の××× 5 (BLADE COMICS)

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