MOON 1/曽田正人
相変わらず魂削って生きてるあたりが好きです。
「プロだからだれも観てないところでダンスはしない」と言い切ってしまったり、
プロなのに体調管理とか一切考え無しで死にかけるまで踊ったり、
イヤだからって公演キャンセルしてみたり、
相変わらず破天荒だけど、昴に社会性を求めたらそれはもはや昴ではないし。
私は典型的な日本人気質だから、傍若無人な俺様よりも、多少才能は落ちても見栄えが良くて聞き分けのイイ子の方をどうしても応援してしまいたくなる。だから、我を通そうとする昴はむかついてしょうがない。
この物語は、昴の心情が描かれていて、昴がちゃんと昴なりに1本筋が通している故にあの言動、ということがよくわかるんだけど、それでもムカつくんだよなあ。
昴が時々ただの癇癪娘にしか見えない時もある。
でも本当は、そんなことも全て吹っ飛ばしてしまう、圧倒的な才能を見せ付けて欲しいのかも知れない。そして打ちのめされる程の才能を見たいと思っているのかも知れない。だからやっぱり昴を応援してしまう。むかつくわー。
Moon 1―昴〈スバル〉ソリチュードスタンディング (ビッグコミックス)
- 作者: 曽田正人
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/02
- メディア: コミック
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