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YEBISUセレブリティーズ3/岩本薫

2巻でやっと捕まえたかと思った東城に「あなたとのことはワンナイトスタンドだもーん(超意訳)」と振られて、「まだ始まってもいないのに終われるかよ!(まあそんな感じの発言)」とばかりに、休暇でベトナムへ行った東城を追いかけていくアルベルト。うわぁ執念深い……あ、いや、さすがイタリアの伊達男。裏切ったら殺されそうです。


何だかんだで、過去の呪縛から解き放たれて、ついにアルベルトの101回目のプロポーズを受け入れた東城。101回目の、というのは、当然あの有名な僕は死にましぇんドラマに引っ掛けてのことです。

らぶらぶになると、久家もですがアルベルトも途端に嫉妬深くなるのもお約束か。
久家も、益永に対して、「あんたの魅力は男とか女とかの次元を超えてんの!」とか訳の分からない持論を展開しておりますが、アルベルトはさらにおかしい。東城の同僚の男に気があるのでは、と嫉妬し、「カフェに来る男たちが全員君の虜になってしまうんじゃないかと……」と妄想を繰り広げる。どうして男性限定なんですか。普通は近寄ってくる女がいるんじゃないかとか考えませんか。しょうがねえか、だって恵比寿だもんな!(恵比寿在住の方すみません)


東城の過去と言うのは、ヤクザの愛人をやってたことなんだが、ヤクザは病気で死ぬ前に、「これで君は自由だ」と東城を解放してくれたという。ヤクザ超いい人じゃね?と私は思ってしまったのですが。
カフェの方も働いているスタッフ全員の名前がイラスト付きでわざわざ出ていた所を見ると、いずれカフェの方も物語になったり……しないか。
しかし総ホモ化ワールドを読むと、むしろゲイじゃない奴に萌えそうだ。一人くらいノンケを装備しておいて欲しい所だが、それって逆にセクハラになったりして。


小説版しか読んでいないので、久家×益永編とアルベルト×東城編しか知らないが、1回振られてもめげないのが恵比寿流?
終電で帰るのが池袋で、税理士なんてついてないのが御茶ノ水で*1、ストーカー気質が恵比寿なのね。ああっ刺さないで!



YEBISUセレブリティーズ 3 (新装版) (ビーボーイノベルズ)

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*1:丸の内サディスティック/椎名林檎