窮鼠はチーズの夢を見る/水城せとな
本屋でついでに、水城せとな「窮鼠はチーズの夢を見る」と、市東亮子「やじきた学園道中記」の新刊を購入。
水城せとなの、少女漫画の「放課後保健室」の方へ行かないで、ゲイ漫画の「窮鼠〜」の方へ行っちゃうあたり、ナニかがひとかわ剥けた最近の私です。
「窮鼠〜」が野郎同士の絡みで、「やじきた」が女子の絡みで、もう何ていうか、このコンボを店頭で買えてしまう私は、オタク街道驀進中です。興味がある方は本屋で是非表紙をご覧頂きたい。
でも最近のティーン向け少女漫画のタイトルの方が恐ろしくて買えないけどな……
しかしゲイ漫画がどうしてレディコミのカテゴリに入っているのですか? 小学館……
主人公はあまりに情けないタイプで、主人公の事を一途に思うゲイの子が健気にさえ思えてくる…。
主人公は全くのストレート(男に興味ない)なので、無意識にゲイの子に対して結構ひどいことをしていて、何だかなあ、と思いつつ読んでいたけど、ストレートの人が向こう岸に渡るってことは、スゴイ勇気のいることなんだろなぁとは思う。ボーイズラブの世界では、その辺をぴょーんとあっさり飛び越えちゃってるので、読むと何だかもにょもにょするんだが。
まあ最後にはゲイの彼も報われてよかったね、ってことで。萌えはしなかったが。
ただ、元カノとゲイの子ふたり並んで「どっちを選ぶの!?」というシーンがあって、(結局は選べなかったんだけど)、日本もこういう時代になったんだなと……
しかし「窮鼠〜」のような漫画はあるのに、「ローゼンメイデン」の新刊はどこにも見当たらなかった。実にマニアックじゃないか、うちの地元の有○堂は。
- 作者: 水城せとな
- 出版社/メーカー: 小学館クリエイティブ
- 発売日: 2006/01/26
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 44回
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※「男とセックスするのは怖いですか…?」という帯は、レジに出す時にちょっとした羞恥プレイでした。