このブログはBLを扱っております。苦手な方はご注意下さい




2005年3月の日記・2


先月末、祖母が急逝したのに続き、父が糖尿の検査入院が決まった、病人だらけの我が家である。
呪われているのだろうか……それとも私の厄のなせるわざ?
しかしなんというか、このままでは、私の残りの人生、介護ライフへまっしぐらである。
あ、ちょっと目の前暗くなった。
そんな私は地味に皮膚炎進行中。顔の皮膚炎もひどいが、両手の甲に突然じんましんみたいなブツブツがでた。しかも痒い。カブレ?とも思ったが、洗剤も何も変えてない。手のひらと指先は無事だし。
何だかわからないので、病院へ行ってみた。
診断は、乾燥性の湿疹。
…・・・乾燥でも湿疹ってなるんだ。
乾燥って恐ろしいというべきか、弱すぎるにも程があるぞ私の肌…。
というわけで、殿方募集の際には、炊事をしなくても可な方、というのを付け加えなくてはね。(手袋しろよ)
皮膚科か眼科へ行くと必ずステロイドが処方される私。確実に免疫力失せてませんか大丈夫ですか。


父が入院に際し、「何か本貸して」ときた。
私が「本棚から好きなの持っていきねえ」と言うと、父はしばらく本棚を漁っていたが、どうも気に入ったのがないようだった。そういえば、一緒に暮らしている期間が少ないためか、私は父の好みを全然知らないのであった。
私「池波正太郎セット持ってく? 余裕で一週間持つよ」
父「いや…・・・小説とかじゃなくてさあ、温泉ガイドブックみたいな気軽に読める……」
私も母も、ガイドブックの類はあまり持っていないのだ。
父「これは?」
と父が取り出したのは清水義範著「秘湯中の秘湯」。
私「イエそれはそういう名前の小説でございまして…」
父「なんだ」
私「漫画にする?『ゴルゴ13』でも買ってこようか?」
父「大体読んじゃったよ」

何――!? あの134巻もあるアレを大体読んじゃっただと!?
あなどれねェ……、さすが我が父上様だわ……

結局、椎名誠池波正太郎の食べ物についてのエッセイと、私の数少ないガイドブック、岸朝子著「東京の手みやげ」をチョイスしていったが、
これから食事制限を強いられる人が食べ物関連本を持っていってもつらいだけでは?
まあ本人がいいっつってんだからいいけども。