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コクリコ坂から 映画化

参考:コミック「コクリコ坂から」の感想(2010年7月14日の日記


とても今更だけど「コクリコ坂から」、ジブリで映画化かぁー。
ニュースを最初見た時は「え……あのコミックの帯、マジだったのか…」と思いました。
そして「コクリコ坂から」映画の公式サイトを見て、正直微妙な気持ちになりました。ジブリが作るんだから、ジブリタッチになるのは当然なんだけど、私は高橋千鶴さんの大人っぽいタッチが好きだったもので。
公式サイトにある宮崎駿氏の覚書で、「結果的には失敗作」という意見を読んで、コミックを通して読んだ時の物凄い違和感にやっと気付きました。
前半と後半では、「違う作品では?」と思うほど方向が違うんですが、ひょっとして学園紛争ものでは「なかよし」的にはそぐわないから無理矢理方向転換したのか?
私は後半の2巻しか読んでなかったもので、30年間切ない恋愛マンガと思っていた。
「出生の秘密」も今読むとちょっと弱いけど、大映テレビ的な展開が世代的には懐かしくてツボなんだよなぁ。それが韓流や華流のドラマにするんだったら合うと思ったんですけど。ジブリか……「耳をすませば」みたいな感じになるのか?
このマンガは「少女マンガ」としては好きだけど、正直このマンガを通して作者や原作者が何を伝えたかったのか、何を描きたかったのかが私にはわからないので(もちろん私の読解力不足ですけど)、ジブリがまったくもってこの作品で一体何がしたいのかがわからない。