このブログはBLを扱っております。苦手な方はご注意下さい




ひとり冠婚葬祭

いとこの結婚式の次の日には祖父の一周忌。ひとり冠婚葬祭状態。
喪中なので結婚式の出席は一度辞退したのだが、いとこ自身から「親戚だしみんな事情わかってるし来てよ」と言ってくれたので出席。実は親戚の結婚式って初めてなので、どんな感じだか興味津々だったのだ。
うちの兄は出席できなかったので、お祝いを「いくら包むのか」とか「どんな感じで包めばいいのか」というのはかなり悩んでしまった。
私は初め、父と一緒に一家で一本分として包もうとしたのだが、親戚の伯母に相談したら、
「あんたら(私と兄)は充分成人しているのにそれはおかしいでしょう。別々に包みなさい」
と言われてしまった。それも確かにそうなので、結局、父の名で一本、兄と私の連名で一本、という包み方で落ち着いた。
金額は親戚同士で一律いくら、という協定が組まれていたのでそれに準拠。
出席した親戚中で私が一番、歳も立場も下っ端なので、親戚を呼びに行ったり写真係になったり、自然と使い走りになるので結構落ち着かない。
それにしても、やたらと場所を変え「親族でお写真」を撮らされたのだが、そういうものなんだろうか。
こう言っては何だが、結婚式というのは友人として出席するのが一番テンションが高い気がする。
家族や伯父・伯母は思い入れもそれなりにあって感慨深いようだが、いとこというのは身内というには少し遠いというか、結構一歩引いた目線で見てしまう。
式までは割と使い走りになっていたが、披露宴はさすがに座りっぱなしのお客様状態であった。
新郎新婦の家族は披露宴の間もずっと挨拶してまわっていて、式を挙げるほうはホント大変なんだなーと思う。
もし兄が結婚式を挙げる日がきたら、唯一の身内としてちゃんと接待してあげられるだろうか。なんてふと考えてしまった。
夕方の披露宴なのに、親族は昼一番に来て、帰宅したのは夜だった。親族ってなんでこんなに時間を拘束されるんだろう?


翌日は母方の祖父の一周忌だった。
抜かりなく前々日に御仏前とお供えのお菓子を用意してある。
前日の結婚式には出席できなかった兄も、さすがに法事は、しかも一周忌なので来いと厳命されて(当たり前だけど)、何とか都合をつけて帰郷した。
「一周忌」という法要をすると、改めて本当に1年ってあっという間なんだなと感じる。
そしてあっという間に母の一周忌も来てしまうのだ。何だかまだ夢を見ているようだ。



兄はすぐ帰っていってしまったが、何故かDSソフトをたくさんお土産に置いていった。
お礼を言ったら、「これでしばらく退屈しないだろ」と言われてしまった。
これはきっと、兄なりに、私が寂しいと思って慰めてくれてるんだろうなと最大限に好意的に解釈したが、
それにしても退屈って。いくらなんでも退屈するほど暇ではないぞ、大人なんだから。
しかし置いていったソフトのうち、「レイトン教授と不思議な町 」をやり始めたら、久しぶりに食事そっちのけで夢中になってしまった。くそう、なぞなぞ難しいぜ……