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95.セブンティーン・ドロップス/砂原糖子

勝手にBL100冊マラソン展開中 95冊目。


あらすじ。
広久と侑は小学校4年の始業式で初めて出会い、だが侑はすぐに転校していってしまう。同じクラスだったのはたった二ヶ月。それから7年後、同じ高校で二人は再会する。無口でマイペースな広久と、人気者で常に周囲に人がいる侑には、接点がないように思われたが…


主人公、広久は、亡くなった母代わりに家事を黙々とこなし、ぶっきらぼうで、だけど女子の告白には生真面目にお断りする。不特定多数のうえ好きでもない女子と付き合う侑には「ふしだらだ!最低だ!」と真剣に怒る。武士だ。武士だよ。
そんな言動と、クラスの女子に「小さいくせに男だよね」と言われるのを読んで、唐突に「なぎさボーイ」と「多恵子ガール」を思い出した(そういや「北里マドンナ」だけ読んでないや)。たしかなぎさちゃんはそんな男の子だったような。
他の本を引き合いに出すのは不適切だと思うんだが、上手く表現できないので書いてしまう。
二人が初めて会話を交わした言葉が、伏線になっているのだけど、互いに印象を深くした感じでもなかったので、何か唐突な感じがした。そこがきっかけなのか?やっぱり。
いつの間にかその人を好きになっていて、きっかけみたいなものを辿っていったらそこだった、って感じなのかも知れない。
広久は初めての恋にどうしていいかわからずにジタバタしているけれど、侑も同じ位広久の態度に一喜一憂しています。いくつになっても、こういう話はきゅんとしちゃうわね♥。






…すみませんちょっと嘘をつきました。きゅんとくるどころか、ニヤニヤしてしまいました。オヤジ化してます。ああ、乙女心を取り戻したい。
それにしてもディアプラス文庫は表紙といい口絵といい、可愛いのが多くてよろしおますなあ、と思ったのですが、それはたまたま私が手に取ったものだけなのだろうか。

wrote:2007-2-2


セブンティーン・ドロップス (ディアプラス文庫)

セブンティーン・ドロップス (ディアプラス文庫)