シュミじゃないんだ/三浦しをん
「自分は何故BLを読むのか」をとことん掘り下げて語ってくれるエッセイ集です。
BLへの愛をこれでもかと書き連ねておられます。
私は「何故BLを読むのか」を探してとりあえず100冊読もうとしておりますが、自分で答えを探す前に、三浦さんが語ってる内容でもう十分答えが出そうです。
しょっぱなから繰り出される「リバーシブル」「下克上」「カップリング」なる専門用語がわからず(小説の中で使われる言葉ではなく、BL業界?の中で使われる言葉なのでうっかり知らなかった)、その意味がわかるにつれ「え?え? ……えええええ!?」とおろおろし、女子のあまりの業の深さに泣きそうになりました。
しかし、色々反省させられました。私はBLを語る時、ついツッコミ口調になりますが、どうせなら愛を語るより口づけをかわそう、じゃなくて、えーなんだっけ、どうせなら楽しさを語った方がいいよな。
この本のおかげで新田祐克さんの「春を抱いていた」を猛烈に読みたくなりましたが、どこにも売ってません。
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2006/10
- メディア: 単行本
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